首から肩にかけしびれや痛みが生じる頚椎症

クビには、頚椎と呼ばれる7つの骨があります。
7つの骨で構成されているからこそ、クビは可動範囲が広いのですが、この頚椎部分に痛みが発生する症状を頚椎症と呼んでいます。
では、なぜ痛みが発生するのか、その原因について紹介します。

加齢に伴い弾力性が失われる頚椎症の辛さ

頚椎には、椎間板と呼ばれるクッションが存在します。
若い頃には、椎間板は正常に機能します。
しかし、加齢に伴い、水分が減少し、弾力性が失われてしまいます。

つまり、椎間板がクッションとしての機能を果たさなくなってしまうのです。
その老化現象の事を、椎間板の変性と呼びますが、さらに症状が悪化すると、ヒビが入ったり、潰れてしまったりする事もあります。
そして、脊髄が通る管や椎間孔が狭くなる事で、ひどい痛みが発生し、病気と診断されます。

ただし、椎間板の変性自体は、年をとれば、誰にでも現れる症状です。
しかし、そこから病気になる人と、病気にならない人がいます。
この差はどこから現れるのでしょうか?

病気になる人の共通点は、クビから肩にかけての筋肉が過度に緊張している点。
そして、クビを動かす際に、クビだけでなく、身体全体の筋肉が連動して動いているという点です。

そうする事で、クビ周辺の筋肉が硬い状態で無理に動かそうとするため、過度にクビに負担がかかっていると考えられます。

私たちは普段、日常生活の中で、クビの動かし方についてあまり意識をしていません。

ですが、知らず知らずのうちにクビに負担がかかるような習慣が身についていると、年をとった際に、クビの痛みとして症状が現れてしまうと言えるでしょう。今からでも遅くないので、将来病気にならないように、生活習慣を見直し、予防につとめる事をお勧めします。
また病気になった後でも、適切な治療を行えば、症状は改善されます。

寝たっきりの状態にならないよう頚椎症の治療に取り組む

頚椎症の痛みの症状は、放っておいて自然に治癒する事はありません。
むしろ、適切な治療を行わなければ、症状はどんどん悪化していきます。

最初は、クビや肩の軽い痛みだったものが、どんどん痛みやしびれが酷くなります。

そして症状が現れる範囲も、クビや肩だけではなく、腕や脚にまで痛みやしびれが現れるようになります。
最後には、感覚が麻痺し、歩行困難になるケースもあります。
寝たっきりの状態にならないように、できるだけ症状が軽い段階で、適切な治療を受けるべきだと言えるでしょう。