頚椎症の治療・外科的治療について

頚椎症の治療は、症状が重症ではない場合は、保存療法の治療からスタートし、改善しない場合に外科的治療に移行する流れです。

しかし、重症の場合は、始めから外科的治療を行う場合もあります。
では、外科的治療とは、どのような治療を行うのか紹介します。

患者の体力などを考えた頚椎症の外科的治療

外科的治療は、重症の場合に行う治療法です。
では、何を基準に重症と定義するのか?というと、日常生活に支障が出るかどうかです。

例えば、食事をする時に、箸やスプーンを用いて自分で食事を食べる事ができるかなど、チェックリストがあり、その総合的な結果を見て、外科的治療を行う必要があるかどうか判断します。

またチェックリスト以外にも、患者の体力や、ライフスタイルなどを考慮して、外科的治療に踏み切ります。

外科的治療とは、神経の圧迫を取り除く手術の事です。
しかし、クビには、たくさんの血管やたくさんの神経が通っている場所なので、手術は簡単ではありません。

そして、手術が成功したからといって、頚椎症の症状が100%改善されるとは限りません。
今よりも症状が軽減し、日常生活が楽になるためにする治療行為と考えておきましょう。

外科的治療の種類や症状が改善されない場合

外科的治療の種類は、症状に応じて、いくつかの方法があります。
「前方除圧固定術」は、クビの前方から、椎体を骨棘や椎間板を削る手術です。
比較的、症状が軽く、圧迫されている部分が1~2椎間の場合に適した手術方法です。

「椎弓形成術」は、クビの後方から、椎弓と呼ばれる部分を開き、脊髄の圧迫を取り除きます。
圧迫されている部分が多い場合に適した手術方法です。

「後方除圧固定術」は、クビの後方から、椎弓形成術を行い、その後椎体をスクリューで固定する手術方法です。
症状が進行している人や、日常生活で頚椎に負担を与える行動が多い人に適しています。

もし、外科的治療を行ったのにも関わらず、症状が改善されない場合にはどうすればいいのでしょうか?

多くの人は、手術さえすれば治ると信じています。
しかし、100%完治するとは限らず、手術を行ったのに、治らなかった人も存在する事は事実です。
その場合、整体の施術を受ける、漢方を服用するなど、全く別のアプローチから、治す方法を模索してみてはどうでしょうか?