頚椎症で体力が低下している人におすすめする漢方治療について

頚椎症の治療は、症状に合わせて、保存療法と外科的治療を行います。
ですが、保存療法も外科的治療でも症状が改善しないというケースがあります。

その際に、漢方によって、症状が改善されるケースがあるので、効果がある漢方をいくつか紹介します。

頚椎症に効果的な独活寄生湯の生薬が生きてくるかも

「独活寄生湯」は、神経痛の痛みやシビレに効果がある漢方薬です。

16種類に生薬が配合されていて、筋肉や骨を丈夫にする成分、肝臓や腎臓を保護する成分、冷え性を改善する成分、血行を良くする成分が配合されているので、効果が期待できます。

血の流れが悪くなると、必要な栄養素やエネルギーが十分送れなくなってしまうので、症状は悪化してしまいます。
そのため、血行の流れをよくする事が重要なのです。

漢方薬なので、安全性は高いですが、高血圧や心臓病、腎臓病などの疾患を患っている場合は、服用を避けた方が賢明です。

「桂枝加苓朮附湯」は、身体が冷えると痛みが酷くなるという人にお勧めの漢方薬です。

桂枝加苓朮附湯を服用する事で、血行の流れがよくなり、熱を作り、冷えを追い出す効用があります。
そのため、身体を温める事で、痛みが緩和されるというわけです。

西洋医学では、痛みや炎症に対して、痛みを和らげるため鎮痛剤や消炎剤を服用します。

対して、漢方では、痛みの原因となっている身体の冷えを温める事で、血行の流れをよくして、痛みを和らげるという考えです。
また、桂枝加苓朮附湯は、体力がない人にも効果がある漢方なので、高齢者にもお勧めです。

「牛車腎気丸」は、筋肉や骨に栄養分を与える漢方です。
また血行の流れをよくする成分や、余分な水分を排出する成分も配合されています。

牛車腎気丸には、老化に伴う筋肉の低下や、不規則な日常生活が原因で生じる血行不良を改善させる効果があります。
血行の流れがよくなり、筋肉や骨に栄養分が十分に送る届ける事ができる環境を整えます。

漢方薬と西洋薬の効き目の違いで大きく変わるかも

漢方薬と西洋薬には、それぞれメリットとデメリットがあります。
そのため、どちらがいいと優劣をつけるのではなく、症状に合わせて、上手に使い分ける事が重要だと言えるでしょう。

漢方薬には、身体が持つ治癒力を高める働きや、身体全体のバランスを整える事を考慮して配合されています。
そのため、体力が低下している人に、体力をつけ、総合的に健康になる事が可能です。
ですが、即効性がないため、改善するまでに時間がかかってしまいます。

対して西洋薬は、症状への効き目は早いけれど、特定の症状にしか効果がなく、複数の症状がある場合は、服用する薬の量が多くなってしまいます。そのため、西洋薬でまず痛みの症状を緩和させ、併用する形で体力づくりを漢方薬で目指すといいかもしれませんね。